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FRP造形

2023.10.24

今年の春ごろから始まった紀三井寺の手水舎の打ち合わせ。
完成までは様々なプランが出て、数か月に渡り検討が重ねられました。

この手水舎は以前から存在していたのですが、故障し新たに復活させるという元にスタート。
御影石で作られた蓮の台座は経年劣化による損傷があったのですが専門業者により見事復活。

水が出るフレキシブルパイプ、このままだとあまりに不格好なので蓮の葉を付けたらどうかで始まった。


蓮の葉のモデルイメージをCGで作ったりしたときの最初のプラン

この葉から水が出るという仕組み。
原型を作り、いざ現場で打ち合わせ。

実際に葉を置いてみると、空間がさみしく感じたので住職に葉の数を増やして景色を良くしたいと提案。
それと台風時などの風対策として水の出る葉の両サイドに葉を連結し一体に。出来る限りの補強。
そのあたりから蓮のビオトープのイメージが出来た。
工場へ戻り葉の追加製作へ。


全体のバランスを見ながら、どの角度で見ても景色になるように。
葉だけでは弱いので蓮の花の蕾を追加。
全体を塗装。蓮の葉は近所のお寺へ行き葉の表情の確認。
自然物は自分のイメージだけで塗装はしないようにしてます。
葉に付いた雫は欠かせない。

そして現場取付へ。




無事に取付完了し記念撮影!

今回現場で取付にご協力いただいた前畑さん、

私に今回の仕事を任せてくれた田村さん、

そして前田住職様。いつも温かく接していただきありがとうございます。

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