ブログ
BLOG

その他
2026.04.14
造形の世界において、「素材の重さ」と「見た目の重厚感」の両立は常に大きなテーマです。
今回制作したのは、一見すると長年使い込まれ、味わい深い錆(サビ)が浮き出た古い鉄パイプ。しかしその正体は、ホームセンターなどでも馴染みのある「塩ビパイプ」です。
塗装技術で「素材」を化けさせる

塩ビパイプの最大の利点は、圧倒的な「軽さ」です。
大規模なギャラリー設営や展示会において、本物の鉄パイプを使用するとなると、搬出入のコストや組立の労力、さらには床荷重への配慮など、多くの課題がつきまといます。
そこで石田意匠では、塩ビパイプに特殊なエイジング塗装(錆塗装)を施しました。
https://www.instagram.com/stories/ishida_ishou/3874800980777478375?utm_source=ig_story_item_share&igsh=MWhndnVkdmJjeDcwcg==
https://www.instagram.com/stories/ishida_ishou/3874899098097397581?utm_source=ig_story_item_share&igsh=MTdlbnNzM2toazhhaw==
赤錆のざらついた質感や、経年変化による色の深みを何層にも塗り重ねることで、至近距離で見ても金属にしか見えない表情を作り上げています。
「機能性」と「演出」の融合
この錆びたパイプを組み上げ、絵画を展示するためのギャラリー空間を演出いたしました。
• 搬送・組立の容易さ:軽量なため、一人でも設営・撤去がスムーズに行えます。
• 自在な空間設計:塩ビパイプの加工のしやすさを活かし、展示スペースに合わせて柔軟にサイズ調整が可能です。
• 圧倒的な世界観:無機質なプラスチックが、ヴィンテージ感漂うインダストリアルな空間へと変貌し、展示される作品の質を高めます。
「本物に見える」という造形の驚きだけでなく、現場での実用性を重視したクリエイティブ。
石田意匠では、既存の素材に新しい価値を吹き込み、展示会の目的やコンセプトに合わせた最適な空間作りをサポートいたします。
製造のご相談、施工のご相談はこちらからお気軽にお問い合わせください。

