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FRP造形
2026.03.27
兵庫県川西市の石田意匠です。 現在進めているTEAMクラプトン様の古民家リニューアルプロジェクト。浴室のFRP防水施工において、私が特にこだわった「ひと手間」をご紹介します。
それは、防水層を積層する前に行う「浴槽の入隅(いりずみ)をR(曲線)にする施工」です。
●1. なぜ「角」を丸くするのか?
通常の木製下地では、面と面が合わさる角(入隅)は直角になっています。しかし、石田意匠では防水施工の前に、あえてこの角を緩やかな曲線(R)に整える処理を施します。
これには、大きく2つのメリットがあります。
●2. 圧倒的な「掃除のしやすさ」
お風呂掃除で一番大変なのが、四隅に溜まる汚れやカビです。 角をR仕上げにすることで、汚れが溜まりにくくなり、スポンジでなぞるだけでサッと汚れが落ちるようになります。毎日のメンテナンス性が格段に向上する、使う人の立場に立った工夫です。
●3. くつろぎの時間をより「柔らかく」
浴槽に身を沈めた際、背中や足が角に当たると硬さを感じてしまいます。 あらかじめ入隅を曲線にしておくことで、FRPが仕上がったあとも身体に当たる感触が柔らかくなり、よりリラックスしてバスタイムを楽しんでいただけます。
●4. FRP防水の「強度」も高まる
実は技術的な側面でも、R加工は重要です。 FRPのガラスマットは鋭角な角には密着しにくいという特性がありますが、角を丸くすることで素材がしっかりと馴染み、より強固で剥がれにくい、信頼性の高い防水層を形成することができます。
●目に見えない部分にこそ、職人の配慮を
防水が完了してしまえば、この下地の工夫は目立ちません。しかし、実際に数年、十年と使い続けていただく中で、その差は必ず現れます。
石田意匠では、造形製作で培った「形を作る技術」を活かし、機能性と美しさを両立させた防水施工をご提案しております。
古民家再生やこだわりのお風呂づくり、特殊な形状の防水施工など、細部までこだわりたい方はぜひ石田意匠へご相談ください。
製造のご相談、施工のご相談はこちらからお気軽にお問い合わせください。

